プールで落し物

ずいぶん前に年長児を担任していた時のこと。

その日も快晴。
プール日和。

皆で楽しくプール遊びをしました。

そしてあと少しで上がろうかと思ったそのとき・・・・

「せんせーーーい、ボクの歯がないぃぃ」

は?

な、なんと彼の前歯がないではないか!

そういえば、朝言ってたなぁ・・・「せんせい、歯がぐらぐらしてる」って。
でも触ったらまだ芯が残ってる感じがしたので、お昼食べる前にもう一回様子見て、取れて食べ物と一緒に飲み込む危険がありそうだったら抜くかぁ・・・・などと思っていたんだが。

あああ、多少出血が多くなって本人が痛い思いしても抜いといてあげればよかったなぁ、と思っても後の祭り。

その後クラスの皆で水中を探し、皆が着替えに去った後は、私が一人でもぐって探し(傍目には先生が一人で水泳しているようにしか見えない)・・・・・結局ありませんでした。
そりゃそうだ、5メートル四方でおとなの膝下まで水を張ったプールで5歳児の抜けた歯を捜そうってのが土台無理。

そして彼の記念すべきはじめて抜けた歯は海の藻屑、ではなくてプールの排水溝の奥へ(たぶん)消え去っていったのでした。

記念すべき歯を取っておきたい方は、お家で早めに抜いておくことをおすすめします、なんてね。

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卒園式

私は今の勤務先に配属されてから5年がたつ。

今年の卒園式では、1歳の頃から知っている子どもたちが、保育園から巣立っていった。

式の前は「ふふん、オムツ替えてあげた子達が一年生だって、ぷっ」と思っていたのですが、卒園式で立派に証書をもらう姿をみていたら、たくさんの思い出がよみがえり、ちょっと涙。

ところで、兄弟であわせて11年とか12年とか園に通う羽目になったというママも2・3人いて、びっくり。それも卒園式で最後、長く送り迎えした日々よ、さようなら~という気持ちのようです。それがすっきりなのか寂しいのかは彼女たちのみが知ると・・・・。

この次、遊びに来るときは、ランドセルしょった一年生。

大きくなっていく姿を、時々は見せてね。

と思う春なのでした・・・・・・・・・・・

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卒園準備、そして新一年生の安全対策

最近の年長組さんはちょっと浮き足立っています。
お昼寝がなくなり、文集を作ったり卒園記念製作をやったりなど、去年羨ましく見ていた活動を実際にやっているからです。
そして来週からは卒園式の練習も始まるのです。
これでわくわくしないわけない、家ではランドセルや机などのアイテムも運び込まれてくるから、それはそれはもう有頂天という子も多いのかな?

そうおもって、あかりちゃん(仮名)にきいてみました。
「一年生になるの楽しみだねぇ」

ところがどっこい
「えー、楽しみじゃないよ」

な、なぬ?

「だってさぁ、小学一年生って狙われて殺されちゃうんでしょ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「そ、それはさあ、寄り道しないで友達と一緒にまっすぐ学童かお家へ帰ればいいんだよ・・・・・。」

「ふーん」

苦しい説明の私を誰か助けて!

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果たしてそれで本当に大丈夫か。

うちの近くの小学校(持ち家なのでいずれ娘も通学します)では元気なお年寄りを中心にとくに下校時、要所に立ったりパトロールしたりして、子どもが一人になることがないよう、かなり配慮されています。自転車や車にパトロール中のステッカーをつけてくれてる方も増えました。小さな娘を連れている私に「ああいう事件あると心配でしょう」と声をかけてくれるかたも増えました。最近の色々な事件の被害者やご家族にとっては今更かもしれませんが、地域の人が子どもを大事にしてくれているのがよくわかります。

ただ、そうしていても事件が起こるときは起こるし、と思っていたら子育てはできないけど。できる手段は皆で協力して取っていきたいですね。

特にこれから新一年生が心もとなげに通学を始める時期ですからね。

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お昼寝しない日々

いままで、長時間の保育に備えて給食後に2時間ほどしていたお昼寝が、年長児の後半になってくると、なくなります。

実を言うと年長の先生にとっては、起きている時間がずっとになったことで、卒園製作などの時間が十分に取れていいという面と、今までその時間でこなしていた事務や保育の下準備などができなくなるという大変な面が出てきます。多くの先生は残業なり、持ち帰って自宅でやるなりといったオーバーワークで乗り切ります。これを業界用語で「追い込み」といいただでさえ風邪菌が蔓延してくる冬場に、かなり体力的に厳しい日々を強いられます。それを気合とビタミン剤やらドリンク剤、適度な夜遊びでストレス発散などの多種多様な方法でもって体力・気力を充実させるわけです。

ところで、そんな先生の気合とは裏腹に、子どもたちはこの「特別」な出来事にウキウキです。「一年生になるんだ」という意識もここで格段に向上します。この気合を逃さずひらがなやら園によっては漢字や足し算を詰め込み、卒園準備に入っていくわけです。

幼稚園に比べると、こういった学習に関してはかなりゆっくりですが、私は保育園のそんなのんびりさが好きです。

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運動会の練習

もうすぐ、運動会ですね。どこの園でもお子さんたち暑い中練習されているのではないかと思います。プールで焼けた肌が白くなるのを許さぬがごとく・・・・・

ところで先生たちの運動会は夏の終わりごろから、もう始まっています。お子さんたちの運動面の成長を上手く見ていただけるよう、プール遊びの裏でひそかにスタートを切っているわけです。運動会の開催スタイルは(やや強引ではありますが)大きく二つに分かれると思います。毎年やるものが年齢で決まっていて、それを去年の運動会で一年先輩の子達が見事に演技するのを見て、楽しみにしているというパターンと、毎年企画を変えて年長クラス担当の趣向や子ども達の個性が反映されるパターンとに。園長の住むあたりでは、前者は私立で伝統ある園に多く、後者は公立に多いのではないかと思います。

前者の場合は去年のビデオ等見ながら準備し去年同様完璧に仕上げることを求められます。後者の場合、ネタ探しから始まり、お遊戯などは振り付けまで考えたり、直したりしながら試行錯誤で本番に向けて練習が重ねられます。

どちらの場合もここで大事なのは「それぞれの子どもが、その子なりの努力して達成感を得る体験ができること」「負けても次回頑張ろうと思う心を育てる」ことではないかと思います。・・・・と文章にするのは簡単ですが、難しいことでもあります。また、ついつい全体の仕上がりに目が行ってしまい、個々の子どもに目が配れなくなることもあります。もちろん全体の見栄えは大事です。が、それを優先してしまって、できない子に必要以上にはっぱをかけるのは、「運動会の練習楽しくない・・・・・・」という原因になってしまいます。それでは本末転倒、大人(園、または先生)の都合を押し付けてはいけないですよね。保護者側からはわかりにくいかもしれないですが、先生が陥りやすいミスです。

「練習おもしろくない・・・・」とお子さんが言い出したら、ぜひ先生に練習の様子を聞いてみてくださいね。先生がハッと我にかえることができますから・・・・・・。

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他人の子どもを注意することの難しさ

ママ友のお子さんや、お子さんの保育園に通っている子が悪いことをしていたら、あなたはどうしますか?
ワーキングマザーのWindyさんのブログ、Windy's MamaLog: 他人の子どもを注意すべきか.を読んで思ったことを。

人の子なんて怒れませんよぉ!という方が大半でしょう。保育園での出来事だったらWindyさんのように先生に助けを求められますが、そういう中立の人がいない場合は本当にどうしようかと思いますよね。他人のお子さんに注意することほど難しいことはないです。だってお子さんを注意するということはその親にも注意することになりますからね。
私も日ごろは先生という立場なのでもし、Windyさんの場合のようにサンダルを投げて遊んでいる子どもがいたら、即刻全員廊下に並べてママが現れるまでお説教です。年長の子なんかの場合だったら容赦なくサンダルを目の前でちらつかせ(^^;)「投げて遊んだら痛いよ。わからない人にはコレを今から当てるよ、どうなの??」と言います。大抵は「痛いからやめて、ごめんなさい」と当てるまでもなく泣き出します。
しかし・・・・そこまで言わないとわからない子どもが増えていますよね。昔々私が新規採用で入った十ウン年前はお友達のママののサンダルを投げて遊ぼうという子はまずいなかった。そんなのは言われなくても「いけない」って皆わかっていたと思います。何で皆そんなに基本的なことがわからなくなってしまっているのでしょう。

それは止めようとする大人がいないからじゃないでしょうか。
子どもは私たちが思うより親や先生の顔色を見ています。どこまでなら許されるか、を試しているといったら語弊があるかもしれませんが、そんなところがある子もいます。
なので、ママはどんな時でも毅然として一貫した態度で子どもにあたらねばならないし私たち保育士も同様です。また、メインで子どもに接している人に周りの大人も協力しなければならないと思います。
どこまで許すかどこから注意すべきかはママによっても違うしそれはある程度自由だと思います。でも人として最低限他人のものに手を出さない、人に怪我をさせるような行為をしてはいけない、というのはどの家でも一貫して守らせなければならないことなのではないでしょうか。またそういったことが守れない他所の子どもがいたら臆することなく注意する勇気も必要ですね。最近は親自体にそのあたりがルーズな人が多いのではないか・・・そんな風に思いをめぐらせ悲しくなる時もあります。子どもなんだからいいじゃないか、という人もいるでしょう。でも私は「こどものうちに」と思うのです。古いのでしょうかねぇ・・・・。

また、自分の子が他人様に怒られた場合、それはそれで心の持ちようが難しいですね。でも、見ていなかったのなら相手から事情を聞き子どもに確認します。悪いところが本当にあったのなら、まずは子ども自身に謝らせることが重要なのではと個人的には思っています。もちろん保護者として監督責任はあるから一緒に頭は下げなくてはならないですが、怒られた時自分が直接非難されたように取るのは相手にも自分のお子さんにとっても失礼なのでは?お子さんだって一人の人間です。自分がやってしまったことは自分のできる範囲で責任は取るべきです。また自分のやってしまったことで親が頭を下げる姿を見るのも大事だと思います。

そういう積み重ねが大人になるために大事なことだと思うのですが、いかがでしょうか?私も新米ママなのでそうはいってもできなかったりするかもしれませんが・・・・。先輩方どう思われるでしょうか。ぜひ積極的にみなさんコメントしてください。どうぞよろしく。

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就寝時間

五歳児のみなちゃんが突然「先生、きのうのあいのりみた?」と言ってきたことがあります。子どもにそういう番組をみせていることもびっくりですが、なによりも「あいのり」って午後11時からの番組じゃありませんか!じゃあ、寝るのは11時半?12時?おとなだって寝ている人も結構いるのではないでしょうか。

こんな感じでテレビを遅くまで子どもに見せているご家庭が増えているなあ、というのを最近特に感じます。親も仕事から帰ってきてなんだかんだで、寝るのが遅くなりがちなのである程度は仕方ないとは思いますが、いくらなんでも11時の番組はないだろうと、みなちゃんのママにちょっと確認。「そうなんですよ~先生からもだめだって言ってやってください。大人とおんなじ番組見たがってしょうがないんですよ」どうも本当らしい・・・「ママ、テレビがリビングでついていたらそりゃ寝ないよ。テレビ消して親も一緒に寝る体勢にならなきゃ」ママ目からうろこだったようです。

みなちゃんのママのように本当に困っているならまだいいのですが、自分がテレビ見たいのを我慢できなくて子どもを親の生活に合わさせてしまって、子どもの生活リズムを崩してしまっていることは結構あります。そんな生活の子は朝起きられない、ご飯入らない、よって午前中ぼーーーーっとしている、低体温であるなどの症状がでます。せっかくの保育園での楽しい時間や年長さんともなればお勉強の時間などがいい状態で活動できなくなってしまいます。子どもがお部屋に行って寝るまでなんてたいした時間じゃありません。一人で勝手に寝てくれるようになるまで、親が子どもに合わせてあげてくださいね。

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