4月入園決定への道④福祉事務所は書類のどこを見るか
さて皆さん、入園決定への道.は熟読されましたでしょうか?そしてお目当ての園は決まりましたか?いよいよ書類を書いて、(園を通じての場合もありますが)福祉事務所に提出します。
それから年明けまでえんえんと入園決定の知らせを待つ日々が始まるのです。ストレスですねぇ。
さてさて、申し込みの書類にはたくさん書くことがありますね。なんでまたこんなに書くのかと思うくらい・・・・。でもそこに入園決定順の決め手がたーーーーくさん潜んでいます。もちろんうそを書くのは厳禁ですが、どんな状態だと有利なのか不利なのかがわかるだけでも、次の手(無認可を探すとか)を打つべきか否かが大体わかるというもの。
各自治体によって色々ありますが、大きな違いはないと思いますのでご紹介しますね。
最優先
母子(父子)家庭
生活保護世帯
優先
産後休暇・育児休暇明け
既に上の兄弟姉妹が入園している
以上四つについては大抵の自治体で入園の点数が2~3点加算されると思います。
また、保育の中心者(まあ、大抵は母親ですよね)の就労状況では時間が長いほうが短いより、内職よりは自営、自営よりは外勤のほうが点数が高いでしょう。
ここで、不利になる条件を。
上の子だけ保育園にいれて、下の兄弟をおじいちゃんやおばあちゃんに頼む場合、養育者がいるとみなされ点数が下がる自治体があります。お住まいの自治体がどう対応しているか確認のうえ、激戦区の場合は下のお子さんが小さくても預ける覚悟が必要です。また、逆に上の兄弟が幼稚園に通っていて、下の子を保育園という場合も同様の扱いになる場合があります。
それから求職中というのも点数はは下のほうになってしまいます。
激戦区では祖父母と同居も点数が下がる場合があるようです。
また、保育園というものは単に働くお母さんのお子さんを預かるということだけでなく、家庭状況が子どもの養育に向いていないとか苦しいとか言う事情の人のためにもあります。
生活保護を受けている人、障害者手帳や精神障害者手帳を持っている人、虐待の恐れのある人、重度の障害者や病人を介護している人のお子さんが優先されてしまうケースがあります。なので、「何で働いていない人が子ども預けているんだろう・・・・」と思ったときはそういう可能性もあるのだということを、心に留めておいてほしいなと思います。
まあ、中には入園の時や年度初めの更新時だけ働いてほとんど働かない人や、実家やご主人の実家で会社を経営している場合、ほとんど拘束されていないのに就労証明を発行してもらっているという「つわもの」もいますけどね・・・・・その辺は書類でしか判断できないお役所の良くない点でもあります。困ったものです。
とにかく、自治体に問い合わせた上で不利な条件に当たる人は、解消できるならするか、駄目もとで申し込むか、そこまでして預けることはないと思い直すか・・・・申し込み前に再考の必要があると思います。
さてさて、4回にわたりお送りしてきました「4月入園への道」いかがでしたか?お子さんが希望の園に入園できますように~遠くからお祈りしてます。
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